◼️11/23(月祝) 5:00 槍ヶ岳冬季小屋
起床時間を予め全員で決めていたので、全員同時に起きる。
自分はやや二日酔いぎみで6:00までゴロゴロ。
小屋の中からも外が酷く吹雪いているのが分かった。
6:30 某山岳会の4名が先に出発。
だが、出てすぐに小屋に戻って来た。
行動困難と判断したとの事。
外は20m前後の風に氷のような雪が舞っており、ゴーグルにまでその氷が付着し視界を悪くさせたようだ。
雪も積もっておりスネくらいの深さに。
ニノさんが携帯電話でテンクラを確認すると、午後から更に悪化の可能性ありとの事。
ただ現時点で歩けないレベルの吹雪では無い。
確かに寒いし厳しい環境ではあるが、このレベルは今まで何度も経験していたので、私自身は一人でも行けると判断。(自慢でも無い、純粋に)
下山する旨を伝えるとニノさん、ご夫婦も一緒に来てくれた。
「申し訳ないが、私駆け足で先に行きます。」と伝えトレースを作りながら飛騨乗越まで一気に速足で駆け下がった。
途中目を開けてられない。
飛騨乗越を少し降りたところで後ろを振り向いたが、見える位置に3人はいなかった。
しばらく1人で下山する。
遥か後方に3人の姿があり安堵。
風の弱い場所で3人を待ちお別れの挨拶をする。
千丈分岐付近まで降りるとその更に後ろに山岳会4名も見えた。
元々技術、経験のある4人だけに流石である。
ほんの一瞬だけ青空が見え、素晴らしいカールが顔を出した。
千丈分岐でアイゼンを外しツボ足に。
9:00 槍平到着
僅か1時間20分で下って来た。
ここにも関東の山岳会4名がおり少し会話。
途中でビバークしたとのこと。
レインを脱いだ途端に雪が降ってくる。
帰りに滝谷小屋をちょっと見学。
見た目以上にキレイな小屋だ。
穂高平小屋からはショートカットせずに林道を歩いて降りた。
砂防ダムの建築の美にうっとり。
11:20 新穂高到着
槍ヶ岳山荘から3時間40分と速い下山だった。
その後お風呂へ行き、また下道の国道41号で帰宅。
◼️最後に
今回達成感も無ければ、登山の楽しさも無かった。
ただただ往復の運転が疲れたのみ。
少し燃え尽きている感もある。
TJARを目指すモチベーションの低下もある中、少し休もうかとも考えています。
何故か分からないのですがすごく寂しいのです。