それぞれのシーン/目的/レベルに合わせた登山ルートやギア、リスクヘッジ等が記載されており、皆さんも参考にされていると思います。
私が愛読するのは「岳人」。

かれこれ74年の歴史ある雑誌で、内容が玄人向けで非常に面白い。
古本屋に行き、昔のものを見つけては買い集めています。(趣味:リサイクルショップ巡りなので)
時には、亡くなられたエキスパートの登山家も出ており、その笑顔を見ると目頭を熱くなってしまう。
岳人は、先に書いた通り74年の歴史がある中、2014年に廃盤にする方向となった。
それをモンベル社辰野氏が引き受け継続している。
ネットが普及し、欲しい情報が手に入りやすくなっている今でも、紙媒体の雑誌は一生モノとし取っておきたい。
この山岳誌でもちょっと見る人を選ぶような玄人内容の「岳人」。
当然本屋での売れ行きは良くないのか、置いている店を多くは見ない。
そして売れ残れば廃棄になりより運営を苦しめる。
私は継続して欲しい気持ちも少々あり、微力ではあるが、辰野氏推奨の年間購読契約をしている。
いや、それ以上に内容が面白いのだ。
「 剱岳 点の記 」の真相を追ったり、
植村直己氏行方不明後の救助隊の心境やその謎に迫ったり、岩手の山の名物岩を紹介したり、
7サミット(世界7大陸最高峰登山)も。
時にはサバイバル登山。
時にはサバイバル登山。



特に服部文祥氏の内容には吸い込まれ、私ももう少しレベルがあるなら、あの様なサバイバルを一度はして見たいと思ってしまう。
登山を始めた時は、ほぼ全登山誌を買っていたし、トレラン誌も販売日当日に買っていたが、今では「 岳人 」以外見なくなってしまった。
私は性格的に移り変わりが早いので、トレランのようにこれも何年続くか分からないが、その時のレベルや思考によって変化は付き物だ。仕方がない。
仕事とランを終え、夜にソファーで銀河高原ビール片手に岳人を読む。
これが今至福の時間です。
(次回 「すごいぞ!モンベル!大阪!」に続きます)