名古屋から近いし、南アルプスは12月に甲斐駒ヶ岳と小河内岳に以降行って無かったので、あまり深く考えずに選択しました。
プラン的には仙丈小屋の冬期小屋泊の一泊二日。
◼️4/3(金)仕事終わってから153号線の下道でせっせと駒ヶ根を目指します。
23:00入野谷到着。
駐車場でビール一本のみ車中泊。
ここはとても思い入れのある場所です。
◼️4/4(日) 5:00起床
柏木の登山口駐車場に移動すると既に3台駐車してあり、改めて地蔵尾根がメジャーになったのだなと感じます。
6:10 スタート
松峰手前まで雪無し。
トレランシューズで良かったくらい。
松峰へ登る所から急にアイスバーン。
いきなりアイゼンです。(以降ずっとアイゼン)
今日の荷物も30kgバネ秤で23kgと重め。
体重71kgに23kgとウェアやシューズで合計100kgくらい。
それを標高2,000m以上の8〜9時間アップする訳ですから、如何に冬期登山が大変なのかが伝わると思います。
松峰まで4時間。
そこから地蔵の急登登って、トラバースして、稜線前の最後の急登へ。
夏道だと稜線前に九十九折があるのですが、ここは冬期だと雪崩る可能性もあるので、そのまま直登しますが、これがハンパないキツサ。
息が上がり眠さとあくび、完全に高山病になってます。
5歩歩いて20秒休憩で登りきりますが、稜線に出たら風が強くこの休憩しながらの登りが厳しくなります。
2つピーク越えたあたりで限界。
手足が痺れヤバイ感じ。
アイスバーンに蹴り込みすぎて、左足の親指が剥がれて来てる感じもありアイゼンを蹴り込め無いので2,800m付近14:40に撤退を決めました。


あと30分で小屋だったのですけどね。
あと10分登ってたら確実にゲーしてました。
ピークよりも安全が何十倍も大事ですから。
下山も大変。
松峰小屋まで3時間が掛かるだろうがそれは仕方ない。
足の親指と睡魔が酷くフラフラ。
それでいて風が強い中での急斜面の下山なので、眠らないようかなり気を使いました。
途中テント泊の方が3組。
自分もテントにしようか迷いますが、テント泊はあまり気が乗らず、それなら頑張って避難小屋と言う思考になります。
テント嫌いなのは狭いからだけですけど....。
松峰小屋に到着したのは19時。
途中3度マットひいてゴロ寝。ゲーも。
小屋に到着すると、東京からいらした男性1名女性3名の方々がおりましたが、少し会話してバタンキューさせて頂きます。
30分間寝たら完全回復。
あとはこの4名の方々とお酒を飲み会話。
ラム肉を持って来てたので少し焼肉も。
食べれるようになってホッとしました。
21:00就寝。
◼️4/5(日)
朝6:00 山頂に向かう4名を見送り再度寝ます。
8:30二度目の起床。
9:10下山開始。
地蔵尾根の下山はこれで2度目。
今まで疑問だった登山道のショートカットを確認しながらゆっくりと降ります。
ショートカットを得た成果は大きく、TJAR2018前にこれをやっとけば良かったと後悔。
忘れ物したら意味無いですけどね。
12:30 柏木登山口駐車場到着。
足の親指は黒くなっており外側は少し剥がれてました。
これ今までなった事なかったので、紐の結ぶ強さが問題だったと思います。
◼️下山後
仙流荘へ行き日帰り入浴。
食事も取り後は休憩室でゴロゴロ。
仙流荘は赤字続きながら伊那観光が頑張って経営を続けてます。
是非皆さんも登山や旅行に行って下さい。
(コロナ騒動の最中に軽く言えないのですが)
少しだけお土産を購入。
同じく伊那観光が経営しているTJARでお馴染みの入野谷(市野瀬)ですが、赤字続きで昨年11月から閉館中。
経営再開の目処がまだたっていないようです。
TJARを目指してた時、DVDを見てわざわざ此処まで私見に来たんですよね。
すごく感動したのを覚えてます。
私は小銭を使う程度しか出来ないけど、出来る限り伊那観光が経営している施設を応援したいと思います。
帰りも153号線をとことこ下道で帰宅。
3時間30分です。
すごく名古屋に住めて幸せ。
長野に住んだらもっと幸せなのでしょうけど、仕事が....
それにリミッター外れて毎日登山に行きそうなので、今がちょうど良いのかも知れません。