これホシガラスが食べた残渣です。
雷鳥もハイマツの実を食べますが、一般的にこの松ぼっくりがどうなってるとか考える人は殆どいないはず。
今回そのホシガラスが食べ尽くしたハイマツの残渣を漁り、彼らが食べきれなかった松ぼっくりを1つ見つけ少し紹介させて頂きます。
9月になるとハイマツの松ぼっくりの1つ1つのカサの下には種が出来て来ます。(写真参照)
手で簡単に剥がれるのでポロポロ落とします。
大きさは一粒が爪の1/3程度。
コレをピスタチオのように歯でカリッと軽く噛むと....。
白い実がでて来るのです。
この白い実普通に食べれます。
味はヒマワリの種よりちょっと油っぽい感じ。
もちろんサンプルはこの1つだけ。
この後元の残骸の上に戻しました。
雷鳥君が食べて子孫繁栄してくれると良いのですが....。
皆さんが万が一登山中に遭難などした際、本当にヤバい時はコレで飢えを凌いぐ事も出来ます。
小さいですがカロリーは高めだと思います。
まぁ、遭難する時って高地はあまり無いし、その前に余分に食料を持って行くので活用する機会はほぼ無いと思います。
最悪の最悪時ぐらいの予備知識で。
因みに、夏ですと松ぼっくりがまだ青いのですが頑張れば食べれます。
ただ、手や口が松ヤニでベトベトに。
おまけに実は大きくないし、美味しく無いです。
更にお伝えするとハイマツの葉はお茶に出来ます。
しかも身体を暖かくする効果も。
お湯を沸かす時に葉を10本程度入れるだけ。(注:私の場合です)
少しお通じが良くなるし個人差がありますので最初は2-3本入れて、恐る恐る試して見ると良いと思います。
(注意!)
コレら完全独学の私自身で得た経験なので、ガッツリやらないようにして下さい。
自然に気を遣って行きましょう!ご参考まで。