土曜に子供たちも運動会があったので、(一応)駆けつけて応援(ビデオ撮影)しました。
すごくイヤな行事の一つです。
夜はテラスでジンギスカン。
からの〜浜松餃子。
なんだかんだで、我が家で食べる夕飯は良いです。
この後疲れがドッと来て急に悪寒が。
夏風邪を引いてしまったようで、日曜日は死に体になってました。
2日経った今も扁桃腺が腫れ微熱が続いておりグロッキーです。
久々夏風邪引きました。
◾️ライチョウについて
日曜日熱にうなされながら「 岳人 」の参考文献にあった「 ライチョウを絶滅から救え 」をAmazonで買ったので布団に入りながら読みます。
一言で言うと近い将来絶滅しますね、ライチョウ....。
現在日本にいるライチョウは約3,000羽。
うち71%が北アルプス。(乗鞍岳含む)
南アルプスが723羽で24%。
御嶽山が4%。
火打妙高に至っては25羽の0.8%です。
中アにも御嶽から飛んで来た1羽が居りますが、有精卵が産めないので保護しないと生存は厳しいでしょう。
1,000羽割ると生態が維持出来ないらしいです。
『 原因は温暖化 』
2014年から2017年にかけて日本の平均気温は1.83℃上昇してます。
天敵の少ない高地で暮らすライチョウですが、気温上昇でテンやキツネ、サル、鹿が高地にも来る様になり、テン、キツネ、サルの格好の餌食になってしまってます。
鹿は食害で植生を乱してしまっている。
私も昨年中央アルプス島田娘でハイマツの実を食べるサルの大群を目撃しましたが、ひと昔前は2,500m以上でサルを目撃するなんて事はありませんでした。( サルはライチョウも食べてしまいます。)
下界でもここ最近5月の気温は異常ですよね。
テレビで野焼きのシーン見ると、せこい私は「 どんだけ二酸化炭素だしてんだ!? 」と心配になります。
火力発電や車、コンクリートの影響も大きいでしょう。
それらを吸収する森林が減っているのも大きい。
いずれにせよ少なすぎる妙高火打のライチョウ、温暖化の影響が甚大な南アのライチョウは早い段階で絶滅する可能性が高いです。
人工繁殖も試みてますが、ヒナは親鳥のフンから菌を貰うので、孵化した後に課題があるようです。
世界最南端の日本のライチョウ。
日本は他国と違いライチョウを捕食せず、むしろ尊い存在として崇めて来た文化があります。
200万年以上生き延びて来ましたが、急速な文明社会による温暖化で生態維持は非常に厳しい状態です。
かと言って、我々一般登山者に何が出来るのと言われると言葉に詰まりますが、少しでもこの状況を共有出来ればと思いました。