二カ月以上前から4/28の為に生きて来たと言っても良い程、気合いが入ってた高遠クローバーフォトロゲイニング(5時間の部)。
前に書いたように3/14に左ふくらはぎを肉離れし、練習再開したのが4/7。
これは普通に考えたら勝てる訳が無い。
でもチームを組む相方は“ 帝王 ”こと柳下大さん。
自分はダメだったで済むけど、柳下さんの顔にドロを塗る訳には絶対いかないと、TJAR前並みに禁酒や練習レースを入れて調整しました。
いや、TJAR以上にピーキングの意識をして20日でほぼ戻しました。
そして....。
優勝しました!!!!(号泣)
◼️説明とレース前準備
⓪大会詳細
5時間 2000点満点
1分オーバー毎100点減点。
地図A4縦 1/25,000
要は5時間以内に31カ所のポイントを出来る限り多く獲得します。
@レースまでの練習内容(ざっくり)
・4/6 20kmLSD → 久々に走り具合悪くなる
・4/14 掛川マラソン → サブ4もゴール後ゲロ。
・4/18 春日井三山でトレラン7km。 → PB更新。
・4/19 AM10kペース走
PM20kmLSDの二部練。 → 最後5km走れなくなりトボトボと歩いて帰宅。
・平日は10km 4‘30を程度を2日に一度。
インターバルは肉離れするので、やめて少しずつ強度を上げました。
そして3時間なら誤魔化せると計算出来たのです。
レースは5時間。
気合いと根性であと1時間は保ててもあと一時間をどうするか....キツそうだ。
柳下さんに4時間で潰れる旨の謝罪メールを最初にしておきました。
Aプランニング
柳下さんと一緒に考えます。
柳下さん優しいので私の意見を聞き入れてくれますが、ほぼ最後まで合致してました。
先ずは高得点エリアを考えます。
後は山間部をどう繋いで行くか。
1時間あたりの着地位置を設定。
◼️いざ開始!
いきなりロードを4’30/kmで進みます。
高得点で地図右下の端っこ、後から行きにくい部分を先に全部抑えました。
そこから山間部に入ります。
柳下さん基本トレイルですが、ショートカットは常に意識して四つん這いの直登とか普通にガンガン進みます。
そして走りながら地図を読み、それでいてドンピシャでコントロール(ポイント)に行き着くのです。
別チームの強者選手が単独のオープン参加で出てたのですが、その方もほぼ同じルートながらショートカット毎に遅れて行くのでした。
3時間が経過...
やはり結構疲れて来てましたが、レース自体山間部メインの設定にしてあったので、ロードほど疲れず。
3時間30分経過
少しずつ柳下さんより遅れ始めました。
柳下さんがペースを落として合わせてくれます。
4時間経過
ピコン!ピコン!と私のカラータイマーが鳴り始めて独り言が多くなります。
この時点で1,500点取れてたので、優勝を確信。
以降地図を見るのをやめて柳下さんに付いて行く事に集中します。
4時間35分
残すコントロールは6個ですが、あと1個が取れるか取れないか。
会場近くの山の山頂に60点と微妙なのが残っており、最後にそれを取ると柳下さん宣言。
その60点の山頂は150m近く登らなければならず、潰れている私に往復25分で行く力が残ってませんでしたが、柳下さんが私の背中にそっと手をあて押してくれます。
「 取れても取れなくても残り10分で引き上げましょう 」
優しいような、厳しいような。
マジ地獄でした...。
もう止めましょうと何度言いかけた事か。
何とか15分で60点を取り5分で下山。
5分前にゴールしました!
ルートはこれ。
31コントロール数のうち26箇所獲得。
距離は35km弱、累積標高1,885m
ゴール後その場で倒れて死にます。

腕や脚はキズだらけ。成績はこんな感じ。
1,678点/2,000点中
2位が1,400点ちょいなので、そのすごさが分かると思います。
私が最後落ちなければ1,850点は行ってたと思います。
さすが柳下さん競技しながら点数しっかり把握してました。(私はざっくり)
何が凄いって、中々文章で伝えづらいのですが、人間性も含めて全て凄いです。
やっぱこの歴30年近くやってるだけあって無敵。
帝王の異名は伊達ではありません。
良かった〜....。
柳下さんの無敗記録に墨をつけなくて〜....(嬉泣)
来年はディフェンディングチャンピオンとして又高遠ロゲイニングに出ると思います。
そしたらおのずと2,000点パーフェクト狙いかなと。
(でもUTMFに当たったら出ません)
まーとにかく今はホッとしてます。
ランは2日間休みます。
疲労が酷いので5/1アルプス登山もやめました。
次は5/20野辺山ウルトラ42k。
これを入賞狙いでスタートから突っ込みます!
posted by 男澤ヒロキ at 21:00|
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日記
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