2018年09月06日

【 TJAR2018】6日目後半

8/17 12:00高山避難小屋

※余談 
荒川岳のガレの淵から下を覗くと、年々少しずつ崩壊している事とその落差に興味がそそる。
南アルプスはこのまま崩壊してしまうのでは。
そう言う憂慮さえしてしまうが実は否。
一年で4mm程隆起しており更に高い山塊となろうとしているのだ。
この巨大な山塊を4mmも押し上げる力とは。
アルプスの壮大さ、地球の計り知れないパワーにただただ驚くばかり。
規模、歳月も含めて改めて人間の小ささを感じる瞬間だ。
そのアルプス、地球さえ宇宙に取っては更に更にミニマムな存在。
一体この世とは。
ここまで来ると宗教的な感覚に入る。

だが小さいと嘆くだけでは何も進まない。
いま与えられた条件、環境で自分が出来る事を精一杯やるだけ。
1歩進み、修正し又1歩。そう踏み出せばいずれは困難にも打ち勝てるかも知れない。
TJARはそんな小さな自分が荘厳な山塊に挑み、自身を見つめなおし成長出来るレースだ。


◼︎本戦
12:20
高山避難小屋を出て10分もしないうちに鹿野選手に追いつかれた。
ペース落ちず調子が良いとの事なので、聖平まで行った方がいいとアドバイス。
このペースの違いは、前日の睡眠の質が大きく影響していると感じた。

私は今日は弱気に百闢エでテン泊の計画だ。
普段なら熊ノ平を23時に出たなら茶臼小屋まで行くだろう。
2段階下方修正だが仕方ない。
安全に完走する事が第一なのだから。

13:00
荒川前岳の下までトラバースして行く途中でオリエンの帝王柳下さんの応援。
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ロゲではクソボロに負けてしまう相手。
でもいつも優しい。

13:05
荒川前岳下の樹林帯を登り始める。
後ろを振り返ると遥か向こうに小河内岳。
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天気が本当良くて嬉しい。
でも凄く眠い。


荒川前岳直下のガレ場に到着。
鹿野選手が10分程度上の所に見えた。

あまりにも眠いしポカポカ陽気なので、濡れたシェルター、ヴィヴィ、靴下、ダウンを全部岩の上に置き天日干し。
ガレ場だが関係なしでゴロ寝。

15分くらいしたら石田選手と片野選手が登って来た。
まだ乾いてないのであと15分休憩すると伝え先に行って頂く。

石田選手、片野選手がまだ見える範囲で私も再出発。
後ろから及川選手が登って来たが、私よりペースが悪くどんどん離れて行った。


14:30くらいに荒川前岳山頂到着。
その前のガレの淵から下を毎度覗いて「 ぉお!怖えー!! 」。
覗かなきゃいいのに....。



15:40頃
荒川小屋到着。
石田選手と片野選手が既に荒川丼を食べていた。
私も小屋のご主人に挨拶し荒川丼を注文。
行動食のパンも5個購入。
スタッフの村上さん、三輪さんと話しながら荒川丼を食べる。

石田選手と片野選手はケーキ&コーヒーも。
私はまだ空腹なのでカレーを注文すると片野選手もカレー注文。
和やかだ。

16:00過ぎたあたりで日陰になった途端すごい寒さが。
柏木選手が続いて小屋に到着。
及川選手だと思っていた次の選手が、柏木選手だったので驚く。


あまりに寒いので、トイレを済ませまた1人先に出発した。

17:00頃赤石岳に取り付く大聖寺平で10分ゴロ寝。
柏木選手、片野選手、石田選手の順で寝ている私を追い抜いて行く。
もはやお馴染みの光景だ。

すぐ起きて石田選手を追う。

あくせくと登っている最中に、後ろの風景が夕焼けに変わって行く。
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マジックアワーだ。
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このTJAR中で一番キレイな瞬間だった。

ここで私と石田選手の上空をドローンが飛ぶ。
「 こ、これは!!賢生さん!!新藤さんパターンでは!!  」
ニヤリと笑う石田選手。
このシーンはNHKのエンディングの撮影だと想像した。

夕焼けに染まった赤石岳のガレの九十九折を登る二人の選手。
どんどんコントラストが消えて行く。
そのシーンを考えただけで自分に酔っていた。


18:41
赤石岳山頂到着
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さっきのドローン撮影にまだ酔っていた。

赤石避難小屋の榎田さん、チエコさんが外で待っており一緒に写真撮影。
18:00前に来れなくて残念だ。


柏木選手先頭で百闢エに下山開始。
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柏木選手の下るペースが速い。
石田選手が遅れ、私も限界。
また寝不足で脚の感覚が悪くなっているのに加え、ヒザも痛い。

TNFの池田さんが後方に付き “ 鏑木さんの想い ” 的な話を熱弁。
でも選手4人は「 それは凄いですね 」とみんなあまり聞いて無い様子。
片野選手が「 そんな良い話は是非男澤さんに 」と。
「 お前が興味無いだけだろう!! 」と思ったが、私も聞く余裕なく空返事に。
せっかく良い話なんだろうけど、眠さがそれを遥かに上回っていた。


百阨スあたりから私のみ更なる眠さでペースダウン。
全く言う事を聞かない自分の足。
ヨレヨレだ。
寝不足のあまり三半規管がやられ地面が斜めに見える。


百闢エ小屋テント場に21時前(20:40?)に到着。
すごい寒さだ。

登山家の平出さんが撮影していたが、会話する余裕無く、シェルターをすぐ張って就寝準備。

既に気温が一桁だったので、夜中に寒さで起きる事を想定しガスバーナーもセットする。
でも今夜は雨が降って無いだけマシ。


横になるなり意識が無くなった。
posted by 男澤ヒロキ at 13:56| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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