2018年09月05日

【 TJAR2018】6日目前半

8/17 0:00 
新蛇抜山付近

※余談
大井川源流東俣をとことん登ると間ノ岳に出る。
私はまだ行った事がないが、そこには廃道があり小屋もある。
塩見岳に登る雪投沢や、黒河内岳へ繋がる奈良田越、他にも農鳥岳へ繋がるルート等あるらしいが、私は知らない。

その中の1つで新蛇抜山に登る廃道があり、聞いただけで興味がそそる。
1/25,000地図だとルートが途中まで記載してあったが、藪漕ぎや道迷い覚悟で行くと考えると1泊2日だと厳しそうだ。
TJARを引退したら、三連休はこの様なマニアックな登山をしたいと考える。
何なら(許可貰えれば)整備してもいいくらいだ。
トレイルランに冷める一方で、このようなサバイバル的な登山に魅力を感じて仕方がない。


◼︎本戦
「 これが廃道かな? 」
石田賢生選手と新蛇抜山左手の林を中を覗きながら、廃道らしき道を見つけて喜んだ。

もちろんTJARにそんな廃道は関係無い。
でも雨が降る夜中でそれを見つけただけでも、少し気が紛れて幸せになった。


何を話したか覚えて無い。
確か今日明日の計画だっただろうか、そこから黙々と2人で北荒川岳を登る。

北荒川岳に出るとやはり風が強い。
それでも風速は15mくらいで昨夜より緩んではいた。
雨も小雨に変わり今日の天気は期待出来る。

北荒川岳特有ののっぺりした場所はルートが分かりづらい。
石田選手がリードしてくれるので、私は信用して付いて行くだけ。

塩見に取り付く所で風がまた強まったので防寒着を着る。
ついでにヘッデンの電池交換。

塩見山頂を見るとヘッドライトが1つこちらを覗いていた。
後から分かったが3時間前に熊ノ平小屋を出た及川選手だった。
及川選手は北海道ゆえにこのルートは初めてとの事。
夜間で風雨が強い上にこの迷いやすいルートで時間が掛かったのだろう。

蝙蝠岳分岐を越えて、塩見岳まであと10分の所で強い睡魔が襲って来た。
とてもじゃないが起きてられない。
石田選手に3分だけ寝ると伝え、先に山頂に行ってもらう。

3分だけ座って仮眠。

起きてまた山頂に向け登っていると北荒川岳付近にヘッデンが3つ、4つ見えた。
片野選手か鹿野選手だろう。
ヘッデンを点滅させ「 ガンバレ 」と合図を送る。



8/17  3:00 塩見岳東峰到着。
3分寝たのに相変わらず睡魔がひどい。

西峰まで5分で行き下山へ。
ヘルメットは熊ノ平小屋で既に付けていた。

危険な鎖場を慎重に降りるが、自分が思った場所に足が置けない。
寝不足で自律神経がやられており、感覚に異常をきたしていた。
「 あぶない、あぶない。慎重に、慎重に。三点支持、三点支持。」
自分の身体をコントロールするのに、修正するのに、一苦労だ。


03:50
鎖場を終えた小ピークの上で石田選手が登山者と会話していた。
登山者が三伏峠へ行くのに塩見を登っていたので逆走してると指摘したが、なかなか信用してくれないとの事。


04:04小屋手前で小関カメラマンと長浜泰江さんの写真撮影あり。
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写真は石田選手、私、道迷いした登山者。


4:30
塩見小屋到着。
石田選手はそのまま三伏峠に行くと言うが、私は少し寝たい。
そしてご飯を食べればまた復活出来る。
そう考えると、三伏峠までノロノロと行くより、その辺でゴロ寝して小屋利用が出来る5時を待ち食事してから行ったほうが総合的に早いだろう。
小屋からちょっと離れた所で体育座りし25分仮眠した。

5:00 塩見小屋に入れて頂きカレーを注文。
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僅か9分今までで一番豪華なカレーがどんと!
ハンバーグカレーです!
最高に美味しい!!!

食べるとすぐ便意でトイレへGO!。
ここは200円で袋を買いその中にするので、抵抗ありかと思いきや座った1秒後にストン。
しかもペーパー要らず。
我ながらなんて便利な身体でしょう....。
携帯トイレをいまだに使ってません。


5:30くらいから三伏峠に向け下山開始。
食事休憩の間に片野選手と鹿野選手に抜かれていた。

30分寝たのと食事で完全回復。


06:53
10分先に塩見小屋を通過した鹿野選手に追いついた。
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ペースは速いが歩きながら軽く会話。
「 昨夜寝れた?俺1時間も寝れなかったわ...」
「 (テントを)クロスオーバードームにしたので熟睡出来ました 」
「 うそー!!? 」

南アルプスは天候が悪いと見てシェルターからテントに変えたそうな。
なんか賢い。
リスクを考えたら普通なのだが、この選択をしたのは鹿野選手のみ。
流石医者である。

私が速いペースで押した事で逆に鹿野選手がスイッチが入り引き離され始める。


7:30頃 三伏峠到着
石田選手、片野選手、及川選手、鹿野選手は小屋外でカレーを食べているとの事だが、私は塩見小屋で食べたので、ここは足裏ケアと10分仮眠。
1時間に一度睡魔が襲って来て、その度ペースダウンするようになっていた。
隙間を見て寝るのが、トータルで見た時に良い方向になるよう意識していた。

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一度スッと落ちたので7分くらいで気持ちいい目覚め。


1人で再スタート。
NHKカメラマンが後ろに付く。
烏帽子岳の登りでヒザに激痛が再度走り始めた。
ペースは悪くないが、この痛みが煩わしい。
ここから7位まで復活する計画なのに...。
大きな声で「 しっかりやれよっ!なさけねーな!!おまえは!! 」と叫び自分の脚を叩きながら喝を入れる。


9:20
小河内岳で後ろを見たら10分以上離れてたので、15分くらいの休憩を入れる事に。
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小屋でトマトジュース2本を一気飲み。
あとポカリを2本補給。
この小屋はUSENかFM?何かが流れており、その場で流れていた歌がすごく良くて....。
稲垣潤一の“夏のクラクション”のような歌だったが、ちょっと夏の終わりの淋しさがある曲だった。

入れ替わりで石田選手も小河内小屋にやって来た。
もう二人ともグダグダだ。

片野選手が先にいるらしく、淋しいので追う。
この辺りは及川選手と片野選手と行ったり来たり。
1人1人調子の浮き沈みが激しい。
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及川選手をパチリ。
石田選手に続き、お互いグダグダだ。


11:30
高山避難小屋手前のガレ。
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一応このグダグダ集団のトップで通過。
適当に写真を撮った。
ペースは遅いが他の選手がもっと遅いので、ひとまず根拠のない安心感。


12:00頃
高山避難小屋到着。
カップラーメンとコーヒーを注文。
食べていると次に来たのが医者の鹿野選手。
フルーツ缶詰を注文。
途端にカップラーメンを食べている自分が恥ずかしくなる。

高山避難小屋のご主人がTJARに非常に協力的で、ブルーシートで仮眠スペースと白板にコメントが書けるようになっていた。

「 No.22 男澤博樹  ここからもう一回がんばろう! 」

面白くもなく気の利いた言葉じゃ無かったが、そう書き荒川前岳に1人向かった。
posted by 男澤ヒロキ at 16:43| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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