2018年08月31日

【 TJAR2018】4日目前半

8/15(水)  01:00 空木岳池山登山口駐車場(東屋)
ガサゴソ音がする。
吉藤選手の出発の準備だ。

「 ザワさん、痛い痛いって寝言ひどかったですよ。それに寒いって。 」
寝言では無い。
3日目に21時間以上行動し疲れているのに、ヒザの痛みで寝れず病んでいたのだ。
ロキソニンを飲んでも改善されず、痛みは消えない。
更に冷えて寒くなり余計寝れなくなった。
悪循環の始まりである。

東屋のベンチは狭く寝返りが打てなかった点も痛い。蚊も。
江口選手はそのベンチすら空いていなかったので地面に寝ていた。
吉藤選手が出ると同時にその場所に江口選手が移動し寝る。

自分は10分くらいまた横になったが、寝れない。
仕方ないので出発準備にかかる。
ガスでお湯を沸かし、コーヒーを飲みながら菓子パンを食べた。
江口選手とも2、3会話したが、平常心を保っている。

ザックにヴィヴィやバーナーを閉まってる最中に佐幸選手到着。
場所を譲る。
佐幸選手は全然寝てないようで、相変わらずテンションが低い。


時刻は正確に覚えて無いが2:00くらいか、ちょっと前に東屋から1人下山した。
全然ペースが悪い。
でも今日は南アルプス中部の熊ノ平まで行かなくては。


03:00頃
菅の台バス停到着
NHKカメラマンがおり今後のレース展開を聞かれる。
GPSを見ればトップは天龍川を越し中沢峠に入っていた。
約2時間の差だ。
東屋で休む際にGPS確認した時は1位の近内選手は菅の台バス停だったのに。
彼もまた睡眠時間を削っていた。
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更に垣内選手、船橋選手も駒ヶ根駅を越し天龍川にかかっていた。
自分はNHKにアウトドアショップKが開く8:00まで大休憩し、明日の低気圧に備えると語る。
だが、トップと取るなら3時間圏内に位置していたい。
5日目に必ず調子が上がる。
今日はその為の調整/修正日。

アウトドアショップKの前で少し横になる。
ヒザの痛みが和らいだので30分仮眠しその後走ったほうが良いと考えた。


3:30起床
少し寝て楽になった。
だがまだダルい。すき家まで歩いて行き4:15着。
ウナ牛丼を注文。
その間に着替えて戦闘準備万端に。
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ザックに入れていた菓子パンは寝てる間にアリの餌食に....。
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いっそアリごと食べちゃおうか...。

最後のファミマに寄り改めて菓子パン購入。
そして天龍川へ下る。
5:00を回っており応援者が徐々に増えて来ていた。


ここから快調。
結構いいペースで走れる。
登りも走れて最後の自販機手前で鎌倉さんの応援を頂き更に元気に。
でも中沢峠最後の登りは走れず。


7:45中沢峠到着。
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前回2016新藤選手のタイムから30分〜40分遅い。
これでは熊ノ平小屋着が23:00を回ってしまう。6日切りが際どい状況に陥った。
でもまだトップは狙える。
何故なら最後のロード勝負になったらほぼ勝てる自負があった。
その時の為ウルトラマラソンの練習してきたのだから。


中沢峠からの下り5kmがキツイ。
全然走れなくなり、更に睡魔が。
寝ながら歩く。
NHKカメラマンがその光景を撮影。
沢で顔を洗おうかと思うが、降りれる箇所が無い。


8:52 市野瀬到着。
新藤選手がおり、腕時計を指差して苦笑い。
そして首を傾げた。
そう、前回の新藤選手のタイムに45分負けているのだ。

市野瀬は選手が既に居なかった。
デポしていた段ボールから手際良く装備品を出し交換した。
濡れていたシエルターも干し、水道で身体を洗いスッキリ。
脚のほぼ全てにシップを貼り1時間仮眠する事に。
ここから12時間で熊ノ平小屋に行く逆算だ。

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10:15
起きてシェルター等をしまうがザックに入らない。
明日低気圧が南アルプス上空なので、相当荒れると思いレインウェアをもう一組入れたが、必要無いだろう。
そこで2つ目のレインウェアをバッと取り出す。
予備ダウンと食料も少し戻したら、ギリギリザックに収まった。


10:36 市野瀬スタート。
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ヒザの痛みが消え、少し寝た事で体調がすこぶる良くなっていた。
明日聖岳で再度トップに戻る。
もう一度みんなを驚かす。
脚が貯まっており、身体も軽く感じた。

私の読みでは吉藤選手と近内選手は徐々にペースが悪くなるだろう。
問題は船橋選手の安定感。
それと後半に貯めている垣内選手。

だが、自分を信じようでは無いか。



柏木と更にその上一時間の地点で水補給が出来るので、市野瀬を発ったあとすぐ水を捨てる。
柏木まで30分で登り仙丈ヶ岳へのトレイルに入って行った。
posted by 男澤ヒロキ at 22:01| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【 TJAR2018】3日目後半

8/14(火)  12:20
宝剣山荘を出発し宝剣岳へ取り付いた。

もともと高所恐怖症もちの私だが、何度も練習でこの様な場所を通っていると、免疫が出来るのか要領を得るのか、恐怖心が無くなり速い脚運びが出来るようになっていた。

山頂から空木岳方面を見る。
ガスで空木岳どころか檜尾岳すら見えないが、垣内選手とNHKカメラマンの背中が島田娘(宝剣岳の南側の肩)に見えた。

私も島田娘に到着する手前で、トレイルランナーの伊藤健太くんの逆走応援。
菅の台バス停から空木経由で木曽駒ヶ岳の日帰り往復ピストンとの事。
流石日本トップクラスのランナーはやる行程が凄い。


檜尾岳に向かう途中で垣内選手に付いていたNHKカメラマンが私に付き直したので、サービス精神旺盛に少し走ってペースを上げた。
はるか向こうに垣内選手の背中。
ペースを上げてるのに徐々に離されている。
垣内選手的にここで私を引き離したいのだろう。
15分程度の差まで開いた。


NHKカメラマンが私を抜いたと思ったら今度は垣内選手を追いかけ、数十分後に追い付いた。
カメラマンの強さは我々選手でもトップクラスと互角、いやそれ以上だ。
それもそのはず、2008年2010年のTJARで3位。望月選手と競った駒井さんなのだから。

私の後ろにTJAR2016で2位だった紺野さんが付き撮影。
紺野さんとお喋りしたい気持ちがあるがお互い我慢だ。
そしていま紺野さんは私を見てどう感じているのだろう。
紺野さんがもしアドバイスをくれるなら...
「 南アルプスに向けて脚をとっておけ 」だろう。
勝手にそう解釈し垣内選手を追わずマイペースを心掛けた。


檜尾岳に2時間で到着。
まあ普通よりちょっと遅いくらいだ。
熊沢岳方向の尾根に吉藤選手の背中も見えた。
垣内選手が縮めているのも分かる。

ここから2時間足らずで木曽殿山荘。
そこでもう一度足裏ケアをして食事もしよう。

熊沢岳まで50分で到着。
山頂に着くや否やいきなり豪雨となった。
すかさず上のレインウェアをすぐ着る。
雷が木曽駒ヶ岳の方向でガンガンなった。
光と音の間隔が10秒程度。
これは熊沢岳も雷が落ちる危険性がある。
山頂付近では出来る限り身をかがめ落雷を受けない様進んだ。

東川岳まで1時間。
ずっと豪雨に打たれっぱなし。
雷も更にすごくなっていた。
自分はあと20分で山荘なので良いが、後続は宝剣山荘から出れるのだろうか。
速い集団だった事のメリットがここで出た。


16:20 木曽殿山荘到着
吉藤選手と垣内選手が雨宿りを兼ねて食事休憩していた。
「 いや〜参ったね〜、カッパの中までびしょ濡れだよ 」

カップラーメンを注文し靴と靴下を絞った。
10分もしないうちに2人が出発。
すると雨が止んで来た。
私も足裏ケア後身支度し16:50に空木岳へ取り付いた。


ここから急に脚が動かなくなる。
空木岳まで早ければ40分、遅ければ50分の計算だが、更に遅いペースだ。
雨は止んでいての稜線は風が強く寒い。
濡れた手袋が冷えて痺れ始めた。

「 あー!もうヤダ! 本当空木キライ! 」
「 眠い... 」
1人愚痴りながら登ってるとNHKカメラマンの駒井さんがいつの間にか前におり撮影。
愚痴る事でその数秒間辛さを忘れられるので、愚痴愚痴言いながら1時間かけて登った所で空木の山頂が見えた。
「 やった! 空木サイコー!! 」
もうこの辺から寝不足でテンションがおかしくなっていた。

時計を見たら17:51。
予定では17:00空木だったが、遅れたのはスコールの影響が大きいだろう。

山小屋使用時刻の18:00が近い。
山頂からすぐ走って駒峰ヒュッテを目指す。



17:55 駒峰ヒュッテ到着。
管理人の片桐さんに会い、コーラを注文。
「 本当は15:00くらいにトップで来て、カップラーメンをここで食べたかったのにすいません 」
片桐さんは笑顔でこの順位と安全に来た事を評価してくれた。
小屋のお客さんも大喜び。
紺野さんもいたが、目を合わせただけ。
でも伝えようとしている事が分かった。

18:03
片桐さんと固い握手をして別れる。17350282-6678-4CC4-8AB4-1CE5F6C8CEBC.jpeg
いつまでも手を振ってくれる片桐さん。

すると雲が急になくなった。
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やっと見れた景色だった。


ここから長い池山尾根の下りだ。
2週間前はここを2時間10分で下っているが、今回は4時間かかるだろう。
それぐらい脚(ヒザ)の状態が良くない。

誰もいない池山尾根の樹林帯を1人黙々と降りる。
「 早く大地獄小地獄来てくれないかな。あそこ多くの人が亡くなってるから、ちょっとイヤだな。 」
相変わらずネガティブな思考が続く。
それにしても長い。
疲れてると長く感じるのは常だが、今日はその極みだ。


大地獄小地獄を慎重にクリア。
ホッとしたのか強い睡魔が襲って来た。
ゴロ寝したいが、スコールの影響で道は水溜り。
蛾もやたら多いのでひたすら我慢する。


「 あれ???歌が聞こえる.... 」
大橋純子のシルエットロマンスだった。

大橋純子が池山尾根にいる?
うそでしょ??!
池山小屋で宴会か??
いや、鮮明に聞こえるので小屋ほど遠くない。近くだ...。

「 茜色のシルエッート(シルエッート)。あー、あなたに恋心盗まれてー、もっとロマンス私に仕掛けて来てー 」
サビの部分だが私も歌った。
「 恋する、女は、夢見たな〜りの、いつもヒロイン、束の間の〜。
鏡に、向かって、アイペンシ〜ルの、色を並べて〜、迷うだけ〜。」
因みに私は歌詞を覚えていない。
でも大橋純子の歌声が聞こえるので合わせて結構歌った。
それにしても何とも色っぽい歌詞だ。

きっと大橋純子が空木岳に登って下山中だ。
スコールにも合い相当寒いだろう。
一般登山者にこの時刻は厳しい。
もっとペースを上げて追い付き助けなければ...。
「 待っててー!!すぐ追い付くからー!!! 」
大声で叫び小走りで下山した。
だが追っても追っても追いつかない。
シルエットロマンスは聞こえるのに...なんで??
木の根っこにつまづき転んだ。


後ろからヘッデンが勢い良く近付いた。
「 男澤さーん! 」
トップトレイルランナーの伊藤健太くんだ。
「 あれ?健太くん。もう追い付かれちゃった? それより今シルエットロマンス歌って無かった?? 」
「 歌は歌ってましたが、シルエットロマンスじゃないっす 」
「 そっか...では下山しよう 」


健太くんが来たお陰で目が覚めて少しだけお喋り。
すぐ上に船橋選手、更に上に江口選手がいるとの事。
でも2人ともペースが悪いとの事だ。
そこまで話すと健太くんは走り去って行った。
そしてまたシルエットロマンスが聞こえ始める。


20:50
池山小屋手前の水場で誰かが待っていた。
「 渡部です 」
TJAR2016 3位のベックスこと渡部選手だ。
ここでも「 ベックス聞いてくれ 」と足裏、ヒザの愚痴と弱音トーク炸裂。

遊歩道ルートで下山再開。
その途中で船橋選手に遂に追い付かれ抜かれた。
船橋選手は4回完走しており常に上位を維持。
選手間でも船橋選手の安定感は定評がある。

抜かれた後、登山口駐車場まで私がショートカットして駐車場の東屋に先に着いた。


東屋では吉藤選手が既に寝ていた。
いびきをかき熟睡していたので写真をパチリ。
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私も就寝準備をして足裏の確認。
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スコールでまた濡らしたがだいぶ良くなっていたのでシッカロン(ベビーパウダー)をまぶし乾かした。

船橋選手が登山口駐車場に到着。
ここで寝る事を伝えると、いつの間に抜いたの?と驚いていた。
7〜8分はショートカットで稼いだと考える。

ハニーエナジーのリカバリーを3袋飲み就寝。
しかし、ヒザがジンジン痛み身体が疲れているのに寝れない。
堪らずロキソニンを飲むが全然効かない。
脚を溜めているのに痛みが酷いのだ。


南アルプス聖岳で再度トップに立ち、ラストロードで逃げ切る計算だが、暗雲が立ち込めた。
posted by 男澤ヒロキ at 17:32| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月29日

【 TJAR2018】3日目前半

2018/8/14 (火) 0:00 
ながわ山菜館軒下
誰かが自販機でジュースを買った音で起きた。

垣内選手だ。
そのまま奈川に向かって走って行った。

「 ヤバイ! 」すぐ起床し準備をする。
同じ軒下の奥で会話が聞こえたので、会話の方に行くと雨宮選手と江口選手。
雨宮選手は出発準備をしていたので一緒に行く事に。
江口選手はもう少し休むとの事。

0:30出発
雨宮選手と平な部分は走り、登りは歩いた。
すぐ奈川集落到着。
佐幸選手のGPSがこの辺にあったがどこで寝たのだろう。
もう出発したようだ。
いったい何時間寝たんだろう。
1時間?2時間?その辺だ。

垣内選手と言い、雨宮選手と言い、佐幸選手と言い、睡眠時間を削って相当負担をかけている。


雨宮選手が私の歩行スピードに付いて来れない。
離れては走り寄り、離れては走り寄り、何とか追い付いて来たが、調子が悪そうで「 付いて行けない 」と漏らした。

蕎麦屋で水分補給とトイレ。
深夜1時なのにR×L武田さんの応援。

近内選手が軒下で寝ておりちょうど起きた所。

正直近内選手は落ちて行くと思っていたが、根性があり粘る。
私を見るや否や急いで支度を始めた。
順位に対するすごい執念だ。


境峠へのロード急登で雨宮選手が離れて行った。
前は吉藤選手、佐幸選手、垣内選手の3人。
4位か....
順位落ちに対し仕方ないと割り切って休んだものの少し悔しい。

だが佐幸選手は確実に睡眠不足。
吉藤選手も3:00まで寝てるだろう。
垣内選手は30分前だから少し頑張れば追い付く。
焦るな、焦るな、そもそも中央アルプスは頑張らないと決めているでは無いか。


8/14  
01:50境峠到着。
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ここから下りに入るが、ゆっくり目のジョグでヒザに負担を掛けないよう走る。

下り切った所で目の前に選手が見えた。
垣内選手だ。
飯島委員長が来ており少し会話する。
「 まだ序盤だよ 」
焦らないようにとの意味だが、周りの空気がすごくどうも巻き込まれている。

そこから垣内選手と一緒にジョグで藪原駅を目指す。
佐幸選手に追い付く。
「 どこで寝た? 」
「 いや、ちょっと休憩しただけで寝て無いんですよ.. 」
逆に寝て無いのにゆっくり片目を閉じながら走っている佐幸選手に強さを感じた。

公衆トイレに垣内選手が寄ったので、そこで私が前に出た。

後ろから近内選手が猛烈なペースで迫り会話も殆ど無く抜いて行った。
キロ5‘30程度だが付けない。

03:20
スーパーマルト通過。
吉藤選手をここで抜き2位となる。

それにしても順位が激しく入れ替わる。
自分もその一端だが、これは半端じゃないプレッシャーだ。
睡眠時間を削って前に出ているのだから。
それだけ実力が均衡しているのもある。
だがこれは潰し合いにもなっている。
必ず潰れる。
南アルプス勝負の為、一度順位を落としても良いかも知れない。

3:35 藪原駅通過
19号に入った途端に睡魔来て走りながら寝ている。
もちろん大きなペースダウンだ。

吉藤選手が追い付いて来た。
寝起きの為リフレッシュしている感じ。
先に行かれるが背中が見える距離で何とか追いすがる。

垣内選手とほぼ同時にセブンイレブン木曽神谷店到着。
吉藤選手がイートインで食事中。
私も牛丼とカレーうどんを買いイートインで食す。
垣内選手は席なく外でカップラーメン等を食べていた。

吉藤選手が先発。
私がすぐ追い、垣内選手もその後追ってくる構図。

次のセブンイレブン木曽日義店にも立ち寄る。
菓子パンと新聞紙、栄養ドリンクを買って補給。
新聞紙は靴下の水分を取る為に使用。
ザックの外に安全ピンで吊るし干したが日がでないので全然乾かない。

垣内選手と一緒に木曽駒ヶ岳スキー場跡を目指す。
全部歩きだが速いペースで押した。



07:18 木曽スキー場跡到着
私が垣内選手に5分程リードし到着した。
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そこから林道の登りだが2週間前に登ったのに、いまいち記憶が無い。
しばらく登ったが登山口が見えないので不安に。
逆走し垣内選手と合流しちょっと安心。
道は合っていたので、後から考えれば5分寝れば良かったが、垣内選手に会えないケースも考えると怖かった。

そこから一緒に登る。
最初垣内選手がリードするが、私の調子が良くなり逆に抜いて引き離した。

7合目避難小屋前で休憩。
10分後に垣内選手到着。

逆にそこから垣内選手が速い。
見える位置だが、猿のように石から石へとガレ場を飛んで行く。

10:49
9合目玉ノ窪小屋途中。
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飛ばしたと思ったが意外な程遅い。
小屋でジュースを2本購入し足裏ケア。
垣内選手に逆に10分差を付けられた。

11:17
木曽駒ヶ岳山頂到着。
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雨が降ったり止んだり。
天気が不安定だ。夕立ちが来る可能性が高い。
もしそうなった場合、中央アルプスでハマる(停滞する)。
テン場が無く風が強くて寒い中央アルプスでのハマりは最悪だ。


11:40
宝剣山荘到着
中岳は混んでいたので危ないけれどトラバース
ルートを選択。

小屋に到着すると垣内選手がカレーを食べていた。
私もカレーを2杯注文しストーブに手袋と靴下を干した。
2016紺野選手が居たがNHK撮影の仕事で入っており、喋られない空気。
吉藤選手は垣内選手と入れ違う形で出発したとの事。
依然、近内選手が飛ばしている。
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12:05垣内選手出発。
私も10分後に後を追うように出発。

空木岳まで普段なら5時間掛からないが、スコールが来る可能性が高い。
順位に目をつむり休憩込み5時間半で空木に再設定。
宝剣岳へ取り付いた。
posted by 男澤ヒロキ at 16:09| Comment(10) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月28日

【 TJAR2018】2日目後半

8/13(月) 8:10
再度双六小屋から西鎌尾根に登り始める。

身体が熱い。
この2年の集大成がここからの2時間に掛かっている。
そう思うだけで更にヒートアップし加速する。

冷静に。いきなり抜くとドラマが無いし面白味、美しさも無い。
千丈乗越からの急登が勝負。
そこまで堅く着実に前との差を詰めて行こう。

硫黄尾根が左手に見えたと思ったら、あっという間に後方に行き見えなくなった。
2016で苦戦した鎖場。
前回は「 頑張れ!頑張れ! 」と自身を励ましながら登ったが、今回は鎖を使わずサクッとクリア。
拍子抜け。
それほど調子が良いのか。


09:56 千丈乗越通過
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双六小屋から1:46は他の選手では出せないだろう。
自分的に1:40以内を目標にしていたが、途中登山ツアーの列があったので及第点といった所。
目安はここから30分以内で槍ヶ岳山荘だ。

通過して3分も経たない内に前に選手がいた。
石田選手だ。
足取りが異常に重く明らかに潰れている。

抜き際に「 どうしました? 」と聞くと「 高山病に.... 」と蚊の鳴くような声で回答。

更に2分で吉藤選手に追い付く。
NHKカメラマンにマークされていたが、九十九折のインサイドを利用しカメラマンごと抜いた。

私にくっ付き直すNHKカメラマン。
槍ヶ岳の手前でトップが2人も立て続けに変わったのだ。
美味しいシーンだろう。

付いて来ると期待していた吉藤選手が、これまた全然なペースでたちまち小さくなる。
「 付いてこい!(北アの)ラストだろう!! 」と激を飛ばすが戦意が感じられず更に離れて行く。

千丈乗越から槍ヶ岳まで30分。
この僅かな距離で10分以上引きはなせると感じた。

雨が強まる。
槍ヶ岳の小屋が見えたが、待っている応援者が少ない。
いや、応援者が慌ててふためいている。
あと3分。
一気に小屋から応援者が出て来て歓声が湧いた。

気分は最高だ。
10:22
「 一番槍取った!!! どうだ!!! 」と叫ぶ!
すごい人の数だ。
スタッフで友人の村上さんが驚き笑った。
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誰が私のトップを予想したか。
100人居ても1人も予想出来なかったと思う。
だが私にはここにトップで到着出来る根拠と、作戦があったのだ。
2年間虎視眈々とこの瞬間を狙っていた。
これだから TJARは面白い。

応援者全員とハイタッチ。
すぐCPの表に名前を記載。
雨風が強い為小屋に寄らずすぐ出発する旨を伝える。
「 このままトップで逃げ切ります 」
NHKの取材もあったが、興奮してそれ以上何を喋ったか覚えていない。


すぐ下山開始。
作戦的には前後の選手が10分以上離れているならババ平まで全歩き。
林道でその分走る。
下りは全歩きとは言っても、早歩きでちょっと遅いトレイルランナーなら抜けるレベル。

Mt - channelのワコタさんとすれ違う。
私を前後する応援で来たトレイルランナーが若干ストレスだが、トップの人気税だと思うと嬉しかった。


ババ平に到着。
下界は晴れていた。
レインを脱ぎ、濡れた靴下を変えた。
靴の中がチャプチャプ言う程の水で嫌気がさす。

後はゆっくりジョグを開始。
だが登山者多くすぐ前が詰まるので実質歩きの感じ。

やっとガスが晴れて来たので上高地の思い出に適当に写真をパチリ。
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思えばここまで景色を見ていない。
ガスと雨が殆どだったので見えなくて当然だが、終始上位で争っていたのでそれどころじゃなかった。

横尾に到着。
名古屋のランニングクラブの遠藤さんが応援に来ていた。
食事を頼もうとしたが、混んでおり時間がかかるとの事で、菓子パンと自販機で買ったポカリを補給。

その後6分/km程度のジョグで1時間足らずで徳沢に到着。(時刻は覚えていない)
熱狂的な TJARファンの方が複数おられたので記念写真に応じる。
テン場からの応援も凄い。

小梨平(上高地)が近づくと、林道でも混んで来てスムーズに走れなくなった。
ペースを落とし右に左に網目を縫うように早歩きで抜かせてもらう。

NHKカメラマンが逆走して来て同走。

小梨平(上高地)の第1CPが見えた。
すごい人だかりだ、100人?200人??
大きな歓声が上がる、写真もすごい。
見てくれ!!と言わんばかりにガッツポーズをした。
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photo by sho fujimaki

14:20 上高地CP到着
実行委員の越田さんとグータッチ。
越田さんもまさか私がトップで来ると思ってなかっただろう。終始笑顔だ。

食事に行くが、食堂は16:00からとの事で事前情報不足。
売店でカップラーメン、菓子パン、グミ、コーヒーを買いお湯を入れた後外でストレッチ。
お尻の筋肉の張りが今まで経験した事が無い程。

ストレッチ中も登山者から記念写真を求められるので、都度対応する。
まだ写真希望の方が並ばれていたが、カップラーメンが伸びてしまうので、一旦ここで中止。
食堂でカップラーメンを食べながらストレッチ。
コーヒーを飲んだら一気に目が覚めた。


15分程でCPに戻るとちょうど吉藤選手が到着した。
食事に行くと言うので15〜20分差はそのままと思い足裏メンテ。
更にふやけており深刻。
これは一回思いっきり休んで治療した方がいい。

さー出ようと思ったら吉藤選手が食堂が空いてないから次に行くとの事で出発。
えーっ!!ちょっと!!
出発時刻がCP通過順位なので、いとも簡単にCPを取られた。

2分差で出発しすぐ抜き返した。

大正池でジュースを買う。
食堂が15:30なのですぐ提供出来るか聞くが「 普通です 」との事。
普通の尺度が分からないのでスルーする。
メニュー的に手の込んでそうなのばかりなので、ハマる可能性もありスルーは良い選択。

バスに抜かれながら上高地の終わりである“中の湯”交差点をジョグで目指す。
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中の湯からは下りのロード。
トンネルを幾度も潜り次の補給、休憩ポイントの沢渡を目指した。

ジョグしながら携帯でGPSを確認。
吉藤選手と20分差は変わらず。
その後ろは更に1時間は離れている。
もしかしたらここから独走態勢に入るかもと思った矢先に足裏が激痛。

マメが裂けている。
ペースを落とし気分転換に携帯のメッセンジャーを見た。
 TJAR本部メッセ確認。
ふとオンラインの案内で2016仙波選手のランプが点灯したので「 しぬわ 」とメール。
すぐ「 足裏ひでー」「 (皮が)べロンいきますよ 」と返信あり。
上高地CPのスタッフが共有メールで私の足裏画像を関係者に送信していた。
「 もうすぐ沢渡だから休憩とケアするわ 」と返信。

16:50
沢渡に到着。
アレ???!なんと仙波選手がそこに居た。
「 なんだぁ〜... 」
5分前までメールしてた事を照れ笑い。

ここで30分大休憩をする事に。
先ずジュースで栄養補給。
その後足湯で足裏のドロを落としその後シッカロン(ベビーパウダー)で乾かして10分横になった。
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NHKカメラマンが撮影に来たので起きて対応。
そこで吉藤選手到着。
「 足裏平気?? 」と聞いたが、「 問題無いです 」との事でジュース補給してすぐ出て行った。
この違い靴下よりもインソールの問題が大きいと考えた。


吉藤選手の後10分後に出発。
すぐ雨が降り始めたが、雲と気温がおかしいのでスコールが来ると感じた。
案の定すぐバケツをひっくり返したような豪雨に。
沢渡最後の食堂に逃げ込む。

とにかくもう足裏は濡らしたくなかった。
これ以上悪化したら順位どころか完走も危うい。
これからはケアメインで堅く行く。

食堂でカレーを食べる。
今日最後の食事だろう。
良い場所でのスコールだった。
20程休憩したら小降りになったので女将さんいお礼を言いまた走り始めた。

1時間近くも休憩したし補給もしっかり取れたので調子が良い。
沿道の応援者から吉藤選手とは30分差との情報あり。

吉藤選手は道の駅である“ながわ山菜館”で仮眠するだろう。
そこで30分早く私が起きれば追い付く計算だ。

奈川ダムが近づくにつれてトンネルが狭くなって行く。
右側を走り車のライトが見えた時点でヒョコっと30cm程の歩道に乗り車をやり過ごす。
まるでスーパーマリオかなんかのゲームの様だが、これはリアルだ。かなり怖い。
特にアルファード?ベルファイア?ボクシー?その様なワンボックスは幅寄せしてくる。
本当この車種の人って....。

19:11
奈川ダム通過
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ここでも応援があり嬉しいがジョグが快調なので、立ち止まらずそのまま奈川方面へ。

境峠、野麦峠へのトンネルもほぼ走る。
20:00過ぎになると睡魔が来て歩き始めた。
あと3kmで“ながわ山菜館”だがもはやグダグダ。
今すぐ寝た方がいいが、良い場所が無いし蚊も多い。

20:25
ながわ山菜館到着。
店員さんが居たので軒下で仮眠をして良いか聞いたら快く了承。

あれ?居るはずの吉藤選手が居ない。
GPSを確認すると奈川集落まで行っている。
でもそこまでの差は無いので、吉藤選手も相当苦戦しているのが感じ取れた。
きっとマルトまで行くのだろう。
強い。フィジカルも強いが、それ以上に気持ちが強い。
だが、その努力は讃えるものの明日朝には私は必ず追い付く。

逆に後ろから江口選手、垣内選手、近内選手が近づいていた。みんな粘るな...。
今夜中に吸収されるのが予測出来るが、足裏ケアの為3時間30分はここで仮眠する。
通常より30分長めだが、中盤に備えよう。

20:40
NHKカメラマンに撮影されながら就寝。
蚊がうるさくて熟睡出来ない。
おまけにヒザが痛い。伸ばしたり曲げたり、寝返りが多くうつらうつら。

21:10
江口選手到着。
軽く「 疲れてるが(ヒザと足裏が)痛くて寝れない 」と会話する。

それでも横になれる幸せ。
自販機も隣にある。
あー...0:00に起きたら何を飲もうか。
それだけが楽しみだ。
明日は雨が降りませんように。

明日は3日目で中央アルプス越えだ。
抑えながら南アルプスに備える作戦。
付近の選手層、間隔と天気から再度計画をPDCAをした。
posted by 男澤ヒロキ at 23:01| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月27日

【 TJAR2018】2日目前半

8/12 22:00
実質二日目に入る中スゴ小屋をスタート。

スコールの影響で水ハケの悪いスゴ小屋周辺には水溜りが多数出来ていた。
ヒョイヒョイとその水溜りを飛んで薬師岳に取り付く。

ダウンを着ていたのですぐ熱くなったが、稜線はどうなのだろうか。
脱ぐ判断はもう暫く待った方がいい。
レインとダウンの前ジップを全開にし冷たい空気を取り込んだ。

右手に富山市内の灯りがキレイに見えた。
この景色何度目だろう。
何回も見てもキレイと言う感性は変わらず見惚れてしまう。

登りはキツく感じたが、ペースは悪くない。
2日目に調子が良いのは自分の体質か、モチベーションの変化なのか。


薬師岳肩部分の間山まで38分。
過去最高タイムだった。
稜線は多少風はあるが寒いと言う訳でも無い。
浮いた時間でダウンを脱ぎレインの上だけに。下は短パンだ。
動き易くなれば更に加速する。
4時間寝たのも寝過ぎだが、思い切った諦めと言うか、割切りが良い回復となっていた。

北薬師岳手前で岩場で大きく転んだ。
ストックがぐんにゃり曲がり、強く打った右肘から出血が酷い。

ストックを曲げ直し、右肘も応急処置で止血。
そうこうしてる間にガスが出て来てペースダウン。


8/13  0:13
薬師岳山頂到着。
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山頂から1時間かからず薬師峠なので8人のゴボウ抜きを確信。

心の中でニヤける。
実は自分の中で薬師峠泊とスゴ小屋泊ならスゴ小屋泊のほうが有利になる可能性を感じていた。

それは稼働時間の問題。
初日は全員がほぼ寝てない状況からのスタートで17時間以上はパフォーマンスが極端に悪く なると理論付けデータ化していた。
後は気温だ。

薬師小屋まで30分で駆け下りる。
小屋前に応援者がおり薬師峠でのテン泊者を10秒で教えてくれた。
石田、吉藤、船橋、江口、雨宮、佐幸、垣内、近内。
ここまでは把握していたが、驚いたのは片野、有吉と通過済みだと言う。
しかも22時に近いタイムで。
スゴ小屋発時刻のデッドを完全に超えていた。

そこまでして薬師峠に行く意味とは。
目標への拘り?それにしても良い決断では無い。
初参戦者には申し訳無いが、“ ただ行った ”に過ぎない。

案の定薬師峠に私が1時過ぎに到着すると多数のシェルターが張られている。
起きていたのが佐幸選手。他は熟睡していた。
石田選手と吉藤選手はGPSを見れば北ノ俣岳の一歩先で停滞。
江口選手が10分前にスタートしており太郎小屋付近。


トイレと洗顔だけ済ましそのまま太郎小屋へ。

01:25
太郎小屋ではNHKさんの撮影。
トレイルランナーが2名おり元気に話し掛けて来た。
カロリーメイトを食べながら足裏ケア。
そのトレイルランナーと会話するが、その来た行程、内容がちょっとレベルが高い。

よく顔を見たらヤマケンこと山本健一氏。
もう1人はキクリンこと菊嶋啓氏だった。

キクリンは私の事を認識している様子も、ヤマケンは「 男澤?変わった名前ですね! 」と少しガッカリ。
世界のヤマケンだもんなぁ〜。
俺トレランほぼ辞めてるし仕方ないと苦笑い。

3人で記念撮影。
NHKカメラマンさんに撮って頂く。
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01:36
北ノ俣岳に向かう。
3週間前にここを通ったのに、夜でガスだからかいまいち感覚が掴めず「 いまどの辺? 」と言う感じ。

間も無く北ノ俣岳山頂と言う所で目の前にヘッデンが見えた。
江口選手だ。
私が速いのか、それとも江口選手が遅くなってるのか。意外な程呆気無く追いついた。

後ろに回り込むが、江口選手は私の存在に気が付いていない様子。
ヘッデンを消し更に近づいて「 ゎはははは!!!!! 」と大声で笑ったら「 ギャー!!!!」と飛び跳ねて驚いてくれた。

そこから2人で黒部五郎を目指す。
草が生い茂り、そこから露が垂れ濡れるので江口選手を先に行かせる。
ペースは遅いが、せっかく江口選手と一緒に行程を行ける喜びがあり、談笑と「黒部遠い!」と愚痴で盛り上がる。

よう初日に黒部五郎小屋に行けるわ...。
望月選手や紺野選手の凄さを改めて感じた。
私なら100回やっても100回失敗するであろう。

江口選手も眠気が取れて次第にペースアップ。
夜中の2人パックは良い方向に行く。

8/13(月) 04:30
黒部五郎岳の肩に到着。
ここから1時間で黒部五郎小屋が目安のタイムだ。
途中のドロで江口選手が滑って三回転んだ。
お尻が泥だらけでなんとも言えない汚さ。
同じルートで私は転ばないので「 体幹が弱い! 」と指摘する。

05:33
黒部五郎小屋到着。
名古屋のランニングクラブのメンバーが応援に来てくれていた。
カレーを頼むが無いようなのでカップラーメンを1つと酵母パン2つを食べる。
大石由美子さんも応援に駆けつけてくれた。

雨宮選手、佐幸選手、船橋選手も到着。
やっぱりペースが悪かったのか吸収されてしまったので、まだ休憩中の江口選手に後1分で出る旨を通達。


05:53
黒部五郎小屋を一人出発。
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三俣蓮華岳への急登も快調に登れる。
登山者より吉藤選手と30分差、石田選手と1時間差と聞く。
このペースなら槍ヶ岳まで追い付けると試算。

黒部五郎小屋での情報では石田選手が二度目のビバーク(露営)を黒部五郎テン場で1時間程したとも聞いていた。
北ノ俣で寝て黒部五郎で2度目のビバーク。
実に質と効率の悪い休憩の仕方だ。
これは石田選手が潰れている可能性が高い事が伺えた。

更に言えば石田選手は2,500mを超すと高山病対策でペースを意図的に落とす傾向がある。
そこにチャンスがある。


三俣蓮華岳山頂からは中道を選択。
このあたりはほぼ小走り。
登りも走れる所は走り前を追った。
後ろは気にならない。
このペースならSクラス選手でも追いつけない。

双六小屋手前は登山者で混んでいたが、焦らず同じスピードで会話を楽しみながら降りた。

07:40双六小屋到着。
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吉藤選手がカレーを食べており、私もカレーを注文。
会話の中で吉藤選手の疲労が伺えた。
カレーが出て来たタイミングで吉藤選手が小屋から出発したので、カレーを流し込むように食べた。

すぐ樅沢岳に取り付き中腹まで勢いよく登る。
双六に山ノ内はるかちゃんが応援に来ていたので、後ろに向かってお別れの手を振った。
「 ん?! 」
テン場に TJARのバーナーが!!
CP通過してない!!!

急いで来た道を下って戻る。

ちょうど江口選手が双六小屋に到着。
戻って来た私を指差して笑った。
後でもう一回壮絶なドッキリ仕掛けてやる!!と心に誓う。


8:10双六小屋CP追加(改めて)
15分はロスしたが、ここから得意の西鎌尾根だ。
目標は2時間切り。
一気に2人を抜きそのまま上高地CPを取る。
この TJAR2018のターニングポイントは槍ヶ岳だ。

西鎌に吹く風全てが追い風に感じた。
posted by 男澤ヒロキ at 23:33| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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